息子の作業療法内容

今日はこれから息子の作業療育。

 

4歳の時に判明した息子の発達障害

9点以上の点数で発達障害が認められる

テストだった。息子は総合点数41点だった。

 

1年かけて31点まで下がったが

それでもまだまだ高い点数。

点数のみで息子のことを

見ているわけではないが

どうやって接していいかを

はかるひとつのものさしになってる。

 

表出といって

「自分の思いを表に出す」という点と

同年代のコミュ力という点は

5歳の時点で2歳半程度の数値。

 

なるべく周りの大人が自分の思いを

伝えられる環境作りをして

同年代の子供が寄ってきたときに

親の方が回避しないように

「挨拶だけでも良いからしてみよう」

「今日は挨拶できたね、頑張ったね」

と、ひとつのことに集中して

それを達成できたら褒めるという

やり方にした。

 

1〜10すべてを1度にできる人は居ないし

2歳半くらいの気持ちで生きてる息子に

1〜10すべてを求めてはならないなって。

1でも2でも進めたらとにかく褒める。

そういうやり方に変えたら

私自身も焦る気持ちはなくなっていった。

 

周りに同年代の子供を持つ友人が居た頃

その子供は定型発達児童で

「息子くんまだこれできないの?」

「うちは既に◯◯してるよ」

と何度も言われた事があり

私の中で焦りに変化してしまって

発達障害だとわかる前に息子に

 

「なんで1、2、3も読めないの?」

「なんで赤信号も止まれないの?」

「なんで敢えて車へ飛び出すの。。」

「なんでこんなことが出来ないの。。」

 

こう考えてしまう育児になっていた。

なんでできないの、と思われて

育つ子供は幸せにはなれないし

できなくて当たり前なのに

私もきっと出来なかった事かもしれないのに

息子に対して

「周りと同じように育ってほしい」

と考えることが多くて完全に焦っていた。

 

療育に通うようになって

作業療法運動療法

2つを受けることになり

基本はマンツーマン、時には生徒2人での

療育が始まった。去年の11月ごろから。

 

作業療法の内容は

・見本通りの色/形通りに大きな積み木を作る

・折り順通りに折り紙を作る

・間違い探し

・不揃いの点の中から形を見つけて繋ぐ

・トランプ、UNOのような考えるゲーム

 

運動療法の内容は

・バランスボールの上に乗ってジャンプ

・そのボールの上に座って遠い場所へ

小さいボールを投げてゴールを狙う

・結構な勾配の平均台を上まで登って

焦らずに降りてくる、を繰り返す

・絵カードを踏まずに1〜2つ飛ばして飛ぶ

・ゴールを決めて、先生の言う言葉に傾聴して

投げる順番の異なるボールを投げる

 

などなど。

 

日によっては先生も驚くくらい

うまく出来て機嫌よくしている日もあるが

また違う日は床に寝てしまったり

喋った事がない子にエンドレスに一方的に

話しかけては引かれてしまう日もあったり

先生の言葉ひとつ聞けない日もあったり

椅子にじっと座ってられない日もあって。

 

他の子に話しかけてしまう時は

相手の親や子供に対して

「ごめんね、たくさん話しかけて」

と頭を下げてしまう。

 

「大丈夫だよ〜お友達作りたい気分なんだね」

と返してくれる言葉に泣きそうになったり。

 

いままでの友人の子供同士の会話は

「息子くん何話してるかわかんないw」

「なにいってるの〜〜〜〜笑笑」

と、子供から言われて

私も息子も言葉を返せなくなったり

 

1番酷く凹んだのは息子がまだ保育園に

通っていた頃、上のクラスの男の子に

「息子くんのママだよね」

「息子くん、この保育園で嫌われてるよ」

「好きな子はひとりもいないよ」

「おうちでなにしてるのママ」

「もう息子くん来ないでいいよって

保育園の先生にいっておくからねっ」

 

息子の迎え終わって車に戻ってから泣いた。

・息子に無理させてるな、私

・他の子も迷惑してるんだな

・先生も大変だなこの1人の為に

・息子の感覚でこの保育園にいたら

きっといつかもっと被害を出してしまう

 

。。。

 

退園して療育1本に絞って

現在は家庭療育と療育のプロに任せてる。

保育園に行っている頃よりは

他害行動も自分優先な行動たちも

だいぶ落ち着いてきたとは思う。

 

家庭療育でできるようにしていきたいのは

・算数の簡単な計算(数字の読み書きだけでも)

・ひらがなを使って自分の気持ちを紙に書く

(表出と言う意味でも言葉の繋げ方という

意味でも練習していきたい)

・学校に通うまでのこの1年間で

自分の気持ちを出す練習をさせていきたい

 

一切成長が無いよりも、1日の中で少しでも

多くの吸収できる事があるなら

それだけでも毎日頑張ろうって思える。

 

「息子がなにひとつできてない」って

焦っていた頃は思っていたけど

 

「今日はこれだけ出来たな」

「今日はここまでやれた」

「今日は自分でここまでやってくれた」

「すごいよ、昨日はここできなかったのに」

って思うようになった。

 

息子の自己否定感が強くならないように

病院や発達の支援施設の先生と家族で

これからもゆっくり頑張っていこうと思う。